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ラフィアバッグの修理

スルシィが初めてラフィアバッグを販売したのが2012年、本格的に
日本橋三越などで売り出したのが2013年。

早いもので、もう5年も経ちます。

何年か経ちますと持ち手が擦れてしまったり、バッグに付いている貝が
割れてしまったり、ほころびが出来てしまったり、初期のころに買って
下さったお客様や使う頻度の多いお客様から、電話やメールでまだ使い
たいので修理をして欲しいとのお問い合わせを受けるようになりました。

スルシィのラフィアバッグは基本的に修理が可能です。

画像か電話で修理個所、状態を確認し、お見積もりを出します。
お客様がご確認・納得された後、現物を送っていただき、日本でお直し
できるものは日本で、出来ないものは現地セブで修理をします。

このような流れで、今、HPに修理のページを作るべく準備をしています。

お客様には修理が可能ということで、安心してラフィアバッグをお買い求め
いただき、スルシィとしては持続可能性的に末永く保ち続けられるバッグを
提案して行きたいと思っております。

こちらの写真は、先日お納めした修理後のバッグ2点。
左側:取っ手2本と貝のお取り替え 右側:取っ手2本とお花のモティーフ4ヶ

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こうやって修理後も使っていただけるのは嬉しいですし有り難いです。

OEM制作

最近の編み子さんたちの編む技術力、デザイン力には目を見張るものが
あります。

“ おぉ、いいじゃない!” と感心することも度々。

特にOEMでこういったものを作って欲しいというオーダーがきたとき、
どういうものを作ればいいのかを瞬時に考え、頭の中で制作過程を
組めるようになった、と感じています。

OEMの制作は、工房にて制作するのを基本としていて、制作に
掛かっただけの工賃を時給で支払っています。

なので、OEMの制作は自分で考えて制作するので時間が掛かる代わりに
工賃もいいわけです。

おぉ、いいね!と思わず言った、OEM商品の数々をお見せしたいのですが、
exclusive なのでお見せできないのが残念です。

代わりに参考商品のスルシィクッションを。

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この他にもクッションもいろいろあり。

時節柄、クリスマスのオーナメントもカラーのラフィアを使用して参考商品と
して制作してます。これらは、来月マニラで開催されるギフトショー・
Manila Fame (マニラ フェーム)に展示します。


工房でのランチ

スルシィの編み子さんは、お昼を家で食べてから工房に来る人が多く、
それもバッグのアイロン掛けか分からないところを聞きに来る以外は、
移動時間がもったいないので、家でバッグを編んでいる編み子さんが
ほとんどです。 (月2回の給料日は例外ですが)

ただ、OEMなどのサンプル作りは、家ではなく工房での制作を基本と
しているので、サンプル作りに来ている編み子さんは工房でお昼を
食べることが多くなります。

なので、たまに何人かが揃い工房で一緒に食べるお昼は、とても楽しみ
のようです。

普段外食もめったにしないので、みんなと一緒に同じものをケータリング
で注文したり、誰かが代表でモールやeatery(家の軒先で手作り料理を
販売・食べさせてくれる簡易食堂)まで行って人数分買ってきて、ワイワイ
食べるのが楽しいのだと思います。

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これが、eateryで売っている手作りお料理。
食べたいものを選んで、そこで食べることもテイクアウトすることもできます。

給料日もしかり、今日はpay dayだからたまには奮発して美味しいもの
食べてもいいよね、そして何よりみんなで食べることが嬉しいようです。

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今日のお昼。ご飯にお肉。

一つ気になるのが、全部茶色のお料理。
生野菜は食べませんねぇ…。
う~ん…。

Litaのこと

編み子さんの一人、Lita(リタ)。

バッグ作りも丁寧で覚えも早く、OEMのサンプル作りを任せてもこちらの
意図することを的確に判断し作ってくれる、いなくてはならない頼もしい
編み子さんです。

そんなLitaのご主人が、4月にバイクを運転中に心臓発作を起こし、
亡くなってしまったのです…。

残されたのはLitaと18才の大学生の長男を頭に4人の子どもたち。

スルシィの編み子さんは、お金に余裕がある人は一人もなく、まして日本の
ように何かあったときの為に生命保険を掛けているという人もおりません。

まず、スルシィに出来ることは何かを考え、

私の小中学校の幼なじみが編み子さんの子どもの奨学生のスポンサーに
なってくれていて、この春までLucilの娘のKorrainを支援していたのですが、
ちょうど獣医学部を卒業しめでたくドクター試験にもパス。

次は、誰を選び支援するかを現地スタッフと相談していたところだったので、
迷わすLitaの息子さんを奨学生に決めました。

スルシィではLitaに、主に時間がより掛かるサンプル作りの仕事をやって
もらい、それも家で制作するのではなく工房で制作し時給で支払いをする
ように配慮。

Lita曰く、もしスルシィで働いてなかったらと考えるとぞっとする。こうして
仕事があり、楽しく制作できるのが本当に有り難い、と。

スルシィの給料だけでは、子ども4人抱えて本当に大変だと思うけれど、
周りの編み子さんも何かLitaに困ったことがあればきっと出来る範囲で
力になってくれると思っています。

16才の長女は優秀で、学年で1クラスある サイエンスクラスというのに
入っているそうです。(頭がいい 生徒のクラスだそうで、学年で1クラス)

スルシィはそっと寄り添って、Litaの子どもたちの成長も見守っていきたいと
思っています。

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前列左から2番目の白TがLita

山の子どもたち

スルシィの編み子さんは、工房に通う編み子さんと山の方に住んでいて
クリスマスパーティなど何か行事がないと山を下りて工房へ来ない編み子
さんがいます。

スタッフのEm-emが2週間に一度バイクをチャーターして山へ行き、出来
上がったバッグをチェックし、工賃を支払い、編み子さんたちとコミュニ
ケーションを取り、工房通いの編み子さんたちと何ら変わらないように
努めています。

そんな山の編み子さんの子どもたち。

全然世間ずれしてなくて、黙って見ていると彼らの日常が垣間見えてきます。

学校が終わったら塾や習い事などないので、仲良しが集まって男の子たちは
こんな遊びを。

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男の子でも、輪ゴムのブレスレットを(笑)

女の子たちは、輪ゴムを2つ重ねて石段を手で叩いて輪ゴムを交互に飛ばし、
その石段から落とした方が勝ち。それを飽きもせず延々と。

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テレビゲームやおもちゃがなくても、考えるもんです。

男の子3人が水汲みから帰って来ました。
みんなが遊んでいるのが気になる…。

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そりゃ、一緒に遊びたい!
早速ボトルを置いて輪に加わりました!

仲良く遊んでいて微笑ましいし、私の小さいころも何もなくても何か遊ぶ
ものを見つけては遊んでいたな…、なんて感慨にひたっていたのですが、

放課後に立ち寄れる小さな図書館(図書室)があったら…。

そして、子どもたちがたくさんの本に出会えれば、現実には行くことが
できない場所や体験が本を通してできるのだもの。

本棚があるだけでもいい、本が読めるスペースを何ヶ所かに早く作りたい!

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