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セブのチョコレート

あまり知られてないようですが、フィリピンは気候的にカカオ豆栽培に
適しており(年間を通して降雨があり、高湿で湿潤)、カカオ栽培から
「発酵」、「乾燥」、「焙煎」、「商品化」までしています。(フィリピンで、
カカオ豆を「発酵」、「乾燥」し、麻袋に入れて輸出もしています)

でも、まだまだ取り扱い量は少なく、価格も高いのが現状だそうです。

フィリピンでは、もち米にホットチョコレートをかけて食べる庶民の味
「チャンポラード」(チョコレート粥)もみんなに親しまれています。

カカオ豆のプランテーションは、ミンダナオ島、ボホール島に集中して
いますが、セブでもチョコレートを作っている工場があります。

前回のセブ滞在中に、その工場を訪ねてみました。
いい香り~!

こじんまりした工場では、カカオ豆の「選別」(悪い豆やごみを取り除く作業)
もザルに入れて手作業でやってました。

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ついつい、ちょっと味見したくなります。(年季の入った機械です!)

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慣れた手つきで、指先でクルクルと丸めるようにし、あっという間にチョコレート
が形成されていきます。

これが本当の手作りチョコですね。

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それをナイロン袋に入れ、シールを貼り、出荷されます。


さて、お味の方ですが、

個性は強くなく、多くの人に好まれるなじみのある味わいでした!

味もパッケージもフランス産やベルギー産に負けないフィリピンの
チョコレートが、日本のデパ地下にお目見えしたらいいな。 

セミオーダー・ラフィアバッグ

百貨店のpop-up store(催事)時に、売り場に立っていると時々お客さまから、
このバッグでもう少し取っ手が長く肩から掛けられるといいのだけれど…、
この形でもう少し小さめのはありますか、など聞かれることがあります。

ならばいっそのこと、自分でバッグの形や取っ手の長さが選べて、組み合わせ
次第では他の人が持ってない自分だけのバッグを作ることができたら、お客さまに
喜んでいただけるのでは。

ということで、今年末をメドにHPからセミオーダーができるように、ただ今準備中です。

基本の形は、下記の3点です。
取っ手も3種類、その他ご希望の付属品もご提案いたします。
(お値段もお手頃、そして明瞭会計です。笑)

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左上:バケツ型  左下:底楕円型  右:長方形型

セミオリジナルのバッグを作ってみたい方、お楽しみに!

アイロン

百貨店のpop up storeで売り場に立っている時に、お客様に
ラフィアバッグのお手入れ方法として、

使っているうちに型くずれしたり雨で濡れてしまったバッグは、
スチームアイロンを当てれば目が揃ってきれいになります、と
お話させていただくことがよくあります。

そうなんです、ラフィアは天然素材なのにそれにアイロン?と、
みなさん一様に驚かれますが、ラフィアバッグは必ずアイロンを
掛けて仕上げています。

年間相当な数のバッグにアイロンを掛けているので、スーチーム
アイロンは消耗品で、しょっちゅう買い替えています。

買い替えのサインは、スチームの穴が詰まってスチームが出てこない、
アイロンの底が黒くなりバッグに色落ちしてしまう、これが出たら買い
替え時です。

フィリピンは電気代が高い(日本よりも高い電気代を毎月払っています!)
のとアイロンを持っていない編み子さんがほとんどなので(いつもTシャツ
に短パンなので、アイロン必要なし)、みなさん工房に来てバッグの
アイロン掛けをしています。

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ショッピングモールで、スチームアイロン1,250ペソ(約3,000円)
日本より高いですね。

針供養ではないけれど、使えなくなったアイロンの供養をした方が
いいと思えるくらい、今まで約6年、結構な数のアイロンにお世話に
なりました。

ありがとうございます。

visitor・お客さま

ここ最近、工房を訪ねてくださるお客さまが増えてきました。

工房を見学したい、編み子さんが編んでいるところを見てみたい、
バッグを買いたい(現地価格は少しお安い)、セブに行くのでついでに、
など理由は様々です。

先月は、ダイビングでセブへ行くので、工房に寄ってバッグを買いたい
という男性が(プレゼント用に)。何度もセブへ潜りに行っているので、
工房の場所もだいたい見当がつくとのことで、難なく寄ってくださりました。

また、休暇でセブにいらしたご夫婦は、リゾート地ならではの色々な
アクティビティを体験し、工房では編み子さんたちと談笑し、カルカルの
街を散策し、目いっぱい休暇をエンジョイされました。

そして先日は、何と前触れなしに工房に訪ねて来てくださった日本人女性が!
何人か工房にいた編み子さんたちは、突然のお客様にびっくり!

えっ、日本人?!

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右から2番目がお客さま、右端がバイクのドライバー、編み子さんたちと。

この方は、フィリピン人の婚約者がミンダナオ島のダバオに住んでいるそうで、
一緒にいらして下さったのですが、船でセブのアルガオに着き、港から工房の
あるカルカルまでいらっしゃるのに、客待ちのバイクのドライバーにスルシィの
HPを(または、スルシィの看板の写真か何か)をスマホで見せ、

「このスルシィ知りませんか?」と聞いて回り、唯一一人のドライバーが「おぅ、
そのスルシィなら知ってるぜ、乗りなよ」と(言ったかどうかは分かりませんが)
工房まで連れてきてくれたたようです。

彼女のお母さまがスルシィのファンだそうで、バッグを買ってきて欲しいと
頼まれたとのこと。来年は工房に遊びに来たいそうなので、今度はスムーズに
いらしていただけるのでは、と思っています。

スルシィの工房は、幹線道路沿いに(庭があるので、ほんのちょっと道路から
入ってますが)あるので、分かりやすいといえば分かりやすいのですが、ただ
付近には目印になるようなものは何もないので、道路沿いに立っているこの
スルシィの看板だけが頼りです。(ちなみに、カルカルには番地がありません!)


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12月は、6人のお客さまがスルシィのクリスマスパーティに合わせて工房に
いらっしゃいます。編み子さんと一緒に楽しみたいと思います。

もし、セブの工房にいらしてみたい方は、事前にご連絡ください。
いつでも大歓迎です!

編み子さんのオリエンテーション

スルシィの編み子さんになるには、村長さんやDTI(貿易産業省)から
この地域で編み物のトレーニングをして欲しいと連絡が入り、編み物に
興味がある女性を集めてもらいトレーニングを始めます。

最低でも20人の女性を集めてもらうのですが、最初は編み物に興味が
あるし、いいお金をもらえそうだし楽しそう、などの理由で始めてみたものの、
工賃をいただくということは遊びではないので、間違ったりすればほどいて
やり直しだし、出来上がり寸法にも注意しないといけないし、あぁ、面倒!と
辞めてしまう女性が結構多いのです。

ずっと続ける女性は約2割、20人をトレーニングしてもだいたい4、5人しか
残らないのが現状です。なので、最低でも20人ぐらい女性を集めていただか
ないと誰も続かず自然消滅なんていうことも起こりかねないのです。

先日、工房のあるカルカル市からセブシティに向かう途中にある、バスで
約1時間弱のMinglanilla市(マングラニリィア市)の学校とご縁ができ、その
学校近辺に住んでいるお母さんたちにスルシィの編み子さんになってもらう
べく、オリエンテーションをしました。

編み物に興味のあるお母さんたちに集まってもらい、まずは簡単にスルシィ
はラファイでこういうバッグを作り、かぎ針、ハサミ、とじ針など全てスルシィが
用意し、交通費、おやつ代も払い、

一つバッグを作るのにこのぐらいの時間がかかり、工賃はいくらで、
出来上ったバッグは主に日本で売ってます、などなど一通り話します。

はい、質問のある人は?

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真剣に話を聞くお母さんたち。

このお母さんたちの中から20数人の方が来月からのトレーニングに参加
することになったのですが、早い人で今年末ぐらいには簡単なバッグが
編めるようになるのでは、と思っています。

みんな辞めないで続けて欲しいな! 続けるといいことあるよ!

そして、スルシィはもっと売り先を開拓しないといけない!!

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