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ラフィア糸の仕入れ - 2

  raffia.jpg
幹をスライスし、今度はそれを細く裂き、

 raffia dry.jpg 
天日に干して、

 raffia connect.jpg
それを1本1本繋ぎ、

全行程、手作業なので、とても根気のいる仕事です。

それをただ黙々とこなしていきます。

 raffia roll.jpg
繋いだ糸をボール状に巻いて、出来上がり!


手作りのものが温もりを感じられるのは、こうして何人もの手を経て
いるからなんでしょうね。

いつも糸作り、ありがとうございます!


<おまけ>
 lunch.jpg
美味しいランチ。
いつも用意して待っててくださいます。


ラフィア糸の仕入れ - 1

スルシィのラフィア糸は、セブ島のお隣りの島、ボホール島から仕入れています。 
ボホール島にはブリ(ラフィア糸になる椰子の木の一種)が群生していて、
村の女性たちもたくさんラフィア糸作りに係わっています。

  cow.jpg
  牛が水浴びをしていて何とも長閑なところです。


いつもラフィア糸を頼んでいる方のご主人の後に付いてブリ(ラフィア)の
幹を刈りに一緒に。(力を要するので、これは男の仕事です)

 buli-1.jpg
 いたるところにブリの木が群生しています!


 buli2.jpg
 内側の若い緑色をした幹をナタでバッサリ!


何本か伐採した幹を束ねて作業をする家に運びます。
幹は固くて1本でも結構重いです。

この幹の繊維が糸となり、バッグとなるわけですが、ラフィア糸として
使用しなければ枯れて(外側の茶色く枯れている幹です)土に還って
しまうので、ラフィアはエコの視点からも本当に優れものなんです!

さて、幹を何本か担いで作業場となっている家へ。

(つづく)

アトリエ・ウエアハウス引っ越し完了!

暮れも押しつまり、巷ではクリスマスソングが流れるなか
倉庫の引っ越しをし、引っ越し先が近所といえど大きな棚4ヶ、
段ボール箱30ヶにソファに小物もろもろ…。


 ware house.jpg
 どこから手を付けようか…、段ボール箱の山・山・山でした!

いつの間にかモノが増え、狭い前の倉庫によく収まっていたな、と
思うぐらい、なんだかものすごい量でした。


暮れに引っ越しを済ませたものの、通常の仕事もありなかなか
片付けが捗らなかったのですが、やっとアトリエ兼ウエアハウス
(倉庫)が片付き人を呼べるようになりました。

 ware house-2.jpg

早速来月からワークショップを始めます。
出窓もあり陽当たりがとてもいい部屋です。

これからアトリエで色々楽しい企画をしていきますので、ぜひ
遊びにいらしてください。

お待ちしております。


inmateのクリスマスプレゼントは?

このブログにも何度か書いてますが、現地の工房があるカルカル市
(Carcar city)の刑務所に収監されている女性たち(inmate)に
編み物の技術を教え刑務所内でもバッグを作っています。

バッグを編んで得た工賃で、身の回りの必需品を買ったり、家で母親の帰りを
待つ子どもたちに仕送りをしています。(収監されている女性のほとんどが
お子さんがいます)

クリスマスももちろん家に帰れるわけでもなく、刑務所でクリスマスを過ごす
彼女たちに何かスルシィからプレゼントを、というわけで、リクエストのあった
黄色(フィリピンのinmateたちは男性も女性も黄色のTシャツを着ることを
義務付けられています)のスルシィロゴ入りTシャツと焼きそばや食パン、
生活に必要なものを届けました。

  inmates.jpg
  黄色いスルシィロゴ入りTシャツを着てご機嫌な編み子さんたち

 gift for inmates.jpg
 好評だった焼きそば!(作ったのはEm-em)

2週間に一度刑務所に通い、仕上がったバッグをチェックし工賃を払ったり、
新しい編み方を教えているのはスタッフのElisa。

inmateたちはElisaに、刑務所内で仕事があり、お金も稼げて仕送りも
できるのは本当に有り難い、技術も身に付くし早く出所してスルシィで働き
たい、とよく言っているそうです。


* 昨秋に2人の女性が出所しました。
2人とも(1人はabuse子どもの虐待、もう1人はdrug麻薬で入ってました)
スルシィで働き始めました。このことはまた追って書きます。


プト(puto)

フィリピンにはプトと呼ばれるおやつがあります。

伝統的な蒸しパンのことで、小麦粉の代わりに米粉で作ります。

これは、ココナッツミルクで味付けしバナナの葉で巻いて蒸したもの。

  puto.jpg
スタッフがおやつ用に買ってきたのですが、見ため味のないもち米…?

ちょっと苦手かな、と思ったのですが、これがほんのり甘くて、大きさも
小さくて程よく、なんと2ヶも食べてしまいました!

プトは普通、朝食べるものだそうで、イエローマンゴーと一緒に食べると
美味しいんだそう。

色々なバリエーションがあり、紫イモのウベ味やチーズが上にのった
プトチーズ、マカロンに似た色味や形もあって、見た感じ可愛いプトも。

この緑色のバナナの葉っぱもいいな。

一つ5ペソ、10円ちょっとなり。


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