スルシィの編み子さんたち(Rosario編)
セブのスルシィの編み子さんたちのほとんどは、工房に市民の足・
チャッピー(バイクに幌付きの対面式の小さな座席が付いたもの)に
乗って、通ってきています。
でも、山の方に住んでいる編み子さんたちは、このチャッピーでは
舗装されていない山道は危険だし、バイクでも小一時間かかるので、
工房の先生クラスの編み子さんが2週間に一度、街の中心地で
バイクをチャーターし、10人ちょっと編み子さんがいるRosario
(ロザリオ)という村に通っています。
2週間に一度Rosarioへ行ったら、出来上がっているバッグの
チェックをし、工賃を支払い、新しいデザインの編み方を教え、
行きはラフィア糸を、帰りは仕上がったバッグをバイクに積んで
工房まで帰って来ます。
その村の村長さんもスルシィに理解を示してくれ、雨が降れば
幼稚園(つまり、屋根付き)を開放してくれたり、とても好意的です。
でも、その幼稚園は電気がなく、昼間でもちょっと薄暗いので、
編み子さんたちは、外のこのベンチに座って手を動かし、分から
ないところを教えあったりしています。
でも、このベンチ、屋根はボサボサ、屋根のつっかえ棒は曲がっているし、
長年、風雨にさらされてきたベンチは、ご覧のとおり。
たくさんの人が座ったら今にも、ガシャと潰れないか心配だったので、
お世話になっているお礼も兼ねてスルシィが新しいのを作ることにしました。
今のと同じ、屋根はニッパ椰子の葉、ベンチは竹製です。
1週間ぐらいで新しいのが出来上がるとのこと、次回行った時には
安心して座れそうです(笑)。
これで、みんなの憩いの場が復活です!
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