編み子さんたちのミーティング
会社設立から丸5年が経ち、現地セブの工房も家内制手工業的な
経営から脱出すべく、経営の仕組み作りをきちんと明確化した上で、
編み子さんたちとコミュニケーションを取りながら、情報や思いを
共有していこうと考えています。
そこで、ここは友人の手を借りて、彼女と一緒に現地に足を運び
12月から編み子さんたちにオリエンテーションをする予定です。
まずは、語ることから、始めようと思っています。
現地は現地でLucilのもと、ミーティングを頻繁にやっているようです。
みんなが一つにまとまり、一体感を作り上げることはとても大切!
ミーティングが終われば、みなさん手を動かしてバッグ作り夢中です。
スルシィ工房を訪ねるカルカル・ツアー - 2
今、日本の旅行代理店の方とセブ島のスルシィ工房を訪ねる
ツアーの企画を練っています!
カルカル市にあるアトリエ工房に来ていただき、まずは近くの
山に行きラフィアの木を刈り取ってきて、工房で簡単に「ラフィア
糸が出来るまで」を実演し、どういう風にバッグが出来上がるの
かを垣間見て欲しいと思っています。(通常は、ラフィア糸は
ボホール島から仕入れていますが)
近くの山へ行き、ラフィアの木の柔らかい幹の部分を刈ってきます。
バイクで20分も走れば、こんな風景に出会えます。
工房にて、薄くスライスし、さらに細く裂き乾かして、ラフィア糸を作ります。
編み子さんと一緒にワークショップでコースターか小さなブローチ
作りも楽しんでもらい、時間が許せば編み子さんちの家庭訪問
なども考えています。
ワイワイガヤガヤ、編み子さんたちと楽しく交流ができたら嬉しい
です。
セブへ行きたいけど一人では心細いと思っている方、ぜひこの
ツアーにていらしてください!
ツアーが決まりましたら、またブログやFBでお知らせいたします。
スルシィ工房を訪ねるカルカル・ツアー - 1
今、日本の旅行代理店の方とセブ島のスルシィ工房を訪ねる
ツアーの企画を練っています!
工房のあるカルカル市は、セブ市内のバスターミナルでバスに
乗り、約1時間半(時には渋滞でそれ以上)南下したところに
あります。
市制になってまだ8年。
日本人が住んでいる、という話は聞いたことがないので、たぶん
私が唯一の日本人ではないかと思います。
そんなカルカルですが、スペイン、アメリカ統治時代の古い建物
が残っていて、何と!「歴史の街」とも「セブのヘリテージタウン」
とも呼ばれています。
そして、カルカル市民の自慢・誇りは、この町がたくさんの文学者
や芸術家を輩出していることです。
カルカルに来たら、聖カテリナ・アレクサンドリア教会、「カルカルの
父」と呼ばれたメルカドの旧邸、昔ほどではないものの靴作り
(サンダル作り)が盛んなので靴工場の見学、名産のチチャロン
(豚の皮を油で揚げたスナック)の工場見学などなど、
紹介したいところが結構あるのです!
街の中心地 The Carcar Potunda(kiosk)
市民の胃袋、大きな市場。 野菜、果物、魚、肉、何でも揃います!
刑務所から盾を!
セブのアトリエ工房があるCarcar市。
ここの地元刑務所に収監されている女性たちに「編み物」の
トレーニングをしていることは、何回かこのブログでも書いて
きました。
http://sulci.blog.so-net.ne.jp/2016-06-04
出所後はスルシィが受け入れ社会復帰の手助けになれば、と
2週間に一度は編み子さんのElisaが刑務所に出向き、編み方を
教え、出来上がったバッグをチェックし、工賃を支払い、分から
ないところや新しいことを教えてきました。
なかなかこちらの思い通りにはいかず、やる気がなかったり、
飽きっぽかったり、中には全然手を付けない女性もいたりして、
行く意味あるのかな?なんて思ったこともありました。
でも、続けていてよかったです!
収監されている女性たちに編み物のトレーニングをし、仕事を与え
生計の手助けもしている、ということで、こんな立派な盾を刑務所
からいただきました!(Sulciの名入りです)
名誉なことです!
ありがとうございます!
収監されている女性たちの何人かが、バッグ作りがうまくなって
きているのも、すごく嬉しいです!